2026年6月18日
こんにちは。院長の稲田です。
今回は、最近ご質問をいただくことが増えている
**『バレット食道(Barrett食道)』**について解説します。
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、
実は食道がん(特に腺がん)のリスクと関係する重要な状態です。
バレット食道とは?
バレット食道とは、
👉 長年の逆流(胃酸・胆汁)によって
👉 食道の粘膜が「胃や腸のような細胞」に変化した状態
のことをいいます。
この変化は一種の「防御反応」ですが、
一部の方では将来的に 食道がんに進行する可能性 があります。
どんな人に多いのか?
以下に当てはまる方は注意が必要です。
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胸やけ・逆流症状がある
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50歳以上
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男性
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肥満(特にお腹まわり)
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喫煙歴がある
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家族に食道がん・バレット食道がいる
👉 複数当てはまる場合は検査を検討すべきリスク層です
実は「症状がない」ことが多い
ここが非常に重要です!
バレット食道は
👉 特別な症状がほとんどありません
さらに
👉 約80%が診断されていない
とされています。
つまり、
「症状がない=安心」ではない
ということです。
胃カメラでしか診断できない
バレット食道は
👉 胃カメラ(内視鏡)+組織検査
で診断します。
内視鏡では、
-
食道の一部が赤く見える
-
通常と違う粘膜
として確認されます。
がんになる確率は?
気になるポイントですが、
👉 年間のがん発症リスクは約0.1%程度
とされています。
つまり、
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すぐにがんになるわけではない
-
しかし一般の人よりリスクは高い
という状態です。
見つかったらどうする?
状態によって対応が変わります。
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異常なし(がんの前段階なし)
👉 定期的な胃カメラで経過観察
-
前がん病変(異形成)がある場合
👉 内視鏡治療(焼灼・切除)で治療可能
早期で見つかれば
👉 手術せずに治せる可能性が高いのが大きなメリットです。
治療は薬だけでは不十分
よく誤解される点です。
胃薬(PPI)は
-
症状改善には有効
-
しかし粘膜は元に戻らない
👉 だからこそ「検査とフォロー」が重要です
当院からのメッセージ
バレット食道は
✔ 放置してもすぐ危険ではない
✔ しかし見逃すとがんのリスクがある
という「見つけておく価値のある状態」です。
特に
👉 胸やけが長く続いている方
👉 40〜50代以降で一度も胃カメラをしていない方
は、一度しっかり検査しておくことをおすすめします。
まとめ
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バレット食道は「食道がんのリスク状態」
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症状がなくても存在する
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胃カメラでのみ診断可能
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早期発見すれば内視鏡で治療可能
最後に
「症状がないから大丈夫」ではなく
👉 「症状がないうちに一度チェック」
これが将来の安心につながります。
気になる方はお気軽にご相談ください。
