
お腹がずっとゴロゴロ鳴るのは病気?
空腹時や食後にお腹が鳴るのは自然な現象で、多くは心配ありません。
ただし2週間以上続く、腹痛・下痢・便秘・血便を伴う、牛乳など特定の食品で必ず鳴るといった場合は、過敏性腸症候群や乳糖不耐症などの病気が隠れていることがあります。
主な原因は腸の蠕動運動や消化活動によるもので、空腹時、早食い、炭酸飲料、ストレス、冷えなどが影響します。
対処法としては、空腹を避ける、よく噛んで食べる、食べ過ぎない、炭酸飲料を控える、ストレスを解消する、体を温めるなどがあります。
血便、便通異常、腹痛、体重減少、貧血などの症状を伴う場合は、大腸がんの可能性もあるため、医療機関への受診をおすすめします。
お腹が鳴りやすい人の特徴
お腹が鳴りやすい人には、いくつかの特徴があります。
- 空腹時
これは最も一般的な原因です。胃が空っぽになると、胃の運動が活発になり、空気を動かすことでゴロゴロと音が鳴ります。 - 緊張やストレスを感じている時
自律神経のバランスが崩れると、腸の運動が過剰になり、お腹が鳴りやすくなります。 - 早食い・大食い
食べ物をよく噛まずに飲み込んだり、一度にたくさん食べたりすると、消化不良を起こし、お腹がゴロゴロ鳴ることがあります。 - 炭酸飲料や冷たいものをよく飲む
炭酸飲料や冷たいものは、胃腸を刺激し、お腹のゴロゴロ音を誘発することがあります。 - 特定の食品
乳製品、豆類、食物繊維の多い食品など、消化に時間がかかる食品は、お腹が鳴りやすくなることがあります。 - 過敏性腸症候群
ストレスなどによって腸が過敏になり、腹痛や下痢、便秘などを伴い、お腹がゴロゴロ鳴ることがあります。
お腹がずっとゴロゴロ鳴るときに考えられる病気
音が何日も続く、他の症状を伴う場合は、以下の病気が原因になっていることがあります。
過敏性腸症候群(IBS)
ストレスや自律神経の乱れで腸が過敏になり、腹痛・下痢・便秘とともにお腹がゴロゴロ・グルグル鳴ります。検査で異常が見つからないのに症状が続くのが特徴で、腹鳴が続く原因として最も多い病気のひとつです。
乳糖不耐症
牛乳やヨーグルトなど乳製品を摂ると、乳糖を分解する酵素が不足しているため腸内で発酵し、ゴロゴロ音・お腹の張り・下痢が起こります。「乳製品を摂った後に決まって鳴る」場合はこの可能性があります。
呑気症(空気嚥下症)
早食いや緊張時に無意識に空気を飲み込むことで、胃腸に空気がたまり、ゴロゴロ音やゲップ・おならが増えます。デスクワークで歯を食いしばる癖がある方にも多く見られます。
感染性胃腸炎
ウイルスや細菌による腸の炎症で、腸の動きが過剰になり大きな音が鳴ります。急な下痢・嘔吐・発熱を伴う場合はこちらを疑います。
腸閉塞(イレウス)
腸が詰まって内容物が通過できなくなる病気です。金属音のような高い腹鳴とともに、強い腹痛・嘔吐・便やガスが出ない状態が続く場合は緊急で受診が必要です。
大腸がん
お腹がゴロゴロ鳴る時、大腸がんの疑いがある?
お腹がゴロゴロ鳴るからといって、すぐに大腸がんを心配する必要はありません。
ただし、お腹のゴロゴロ音に加えて、以下の症状がある場合は、大腸がんの可能性も考慮し、医療機関への受診をおすすめします。
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血便
便に血が混じる。鮮やかな赤い血の場合もあれば、黒っぽいタール状の場合もあります。 -
便通異常
便秘や下痢が続く、または便秘と下痢を繰り返す。 -
貧血
顔色が悪い、疲れやすい、動悸がするなどの症状がある。 -
腹痛
お腹の痛みや不快感が続く。 -
体重減少
原因不明の体重減少が見られる。
これらの症状は、大腸がん以外の病気でも見られることがあります。
自己判断せずに、医療機関を受診し、適切な検査を受けることが大切です。
当院では鎮静剤を使った大腸カメラ検査を行っています。
お腹がゴロゴロ鳴る原因
お腹がゴロゴロ鳴る原因は、主に腸の運動と消化活動にあります。
腸は、食べ物を消化・吸収するために、常に蠕動(ぜんどう)運動という収縮運動を行っています。この運動によって、食べ物は腸内を移動し、栄養素が吸収されます。蠕動運動に伴って、腸内のガスや液体も移動し、これがゴロゴロという音の原因となります。
特に、空腹時は胃腸が活発に動き、空気を動かすため音が鳴りやすくなります。また、食事中や食後も、消化活動が活発になるため、音が鳴ることがあります。
その他にも、以下のような原因が考えられます。
- ガス
炭酸飲料や食物繊維の多い食品を摂取すると、腸内でガスが発生し、お腹が鳴りやすくなります。 - ストレス
ストレスを感じると、自律神経のバランスが崩れ、腸の運動が過剰になることがあります。 - 冷え
体が冷えると、腸の働きが低下し、消化不良を起こしやすくなります。 - 腸内環境の乱れ
腸内細菌のバランスが崩れると、腸の運動が異常になり、お腹が鳴りやすくなることがあります。
お腹がゴロゴロ鳴る時の対処法
お腹がゴロゴロ鳴るのは自然な現象ですが、あまりにも頻繁に鳴ったり、音が大きくて気になる場合は、以下の対処法を試してみましょう。
- 空腹時を避ける
空腹を感じたら、すぐに何か軽く食べましょう。飴やガム、小さなおにぎりなどを持ち歩くのも良いでしょう。 - ゆっくりとよく噛んで食べる
早食いは消化不良を起こしやすく、お腹が鳴りやすくなる原因となります。一口30回を目安によく噛んで食べましょう。 - 食べ過ぎに注意する
一度にたくさん食べると、胃腸に負担がかかり、お腹が鳴りやすくなります。腹八分目を心がけましょう。 - 炭酸飲料や冷たいものを控える
炭酸飲料や冷たいものは、胃腸を刺激し、お腹のゴロゴロ音を誘発しやすいため、飲み過ぎに注意しましょう。 - 食物繊維の摂り方に気を付ける
食物繊維は腸内環境を整えるために重要ですが、一度にたくさん摂取すると、ガスが発生しやすくなります。野菜や果物は、よく噛んでゆっくり食べましょう。 - ストレスを解消する
ストレスは自律神経のバランスを崩し、お腹が鳴りやすくなる原因となります。リラックスできる時間を取り、ストレスを解消しましょう。 - 体を温める
体が冷えると、腸の働きが低下し、お腹が鳴りやすくなります。温かい服装を心がけ、冷たい飲み物や食べ物は控えましょう。
よくある質問
空腹時や食後に鳴るのは生理現象で心配ありません。
ただし2週間以上続く、腹痛・下痢・便秘・血便を伴う場合は、過敏性腸症候群や乳糖不耐症などの可能性があるため消化器内科を受診してください。
早食い・炭酸飲料や冷たいものをよく摂る・ストレスが多い・乳製品に弱い体質の方は鳴りやすい傾向があります。
腸の動きが活発な体質や、痩せ型で腹壁が薄い方も音が聞こえやすくなります。
強い腹痛や嘔吐を伴い、便もガスも出ない状態が続く場合は腸閉塞の可能性があり、早急な受診が必要です。
腹痛がなく数日以内であれば便秘が原因のことが多いですが、続く場合はご相談ください。
消化器内科が専門です。
当院では問診・診察のうえ、必要に応じて血液検査・腹部エコー・大腸カメラ検査で原因を調べます。
医療機関を受診しましょう
お腹のゴロゴロ音は、多くの場合、心配のない生理現象です。しかし、音が頻繁に鳴ったり、音が大きくて日常生活に支障をきたす場合は、医療機関への受診をおすすめします。
特に、以下のような症状がある場合は、早めに受診しましょう。
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お腹の音が2週間以上続いている、または徐々にひどくなっている
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牛乳・乳製品など特定の食べ物で毎回お腹が鳴り、下痢や張りを伴う
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お腹のゴロゴロ音に加えて、腹痛、下痢、便秘などの症状がある
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血便や体重減少などの症状がある
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お腹のゴロゴロ音が、日常生活に支障をきたすほどひどい
里村消化器内科・胃と大腸内視鏡クリニック武蔵浦和駅前院では、問診や診察、必要に応じて血液検査や画像検査、大腸カメラ検査などを行い、原因を特定します。
原因に応じて、適切な治療や生活指導を行いますので、ご安心ください。お腹のゴロゴロ音に関するお悩みや不安を丁寧にお伺いし、適切な診療を行います。お気軽にご相談ください。


