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内科と消化器内科の違いは?

内科と消化器内科の違いは?

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2025年6月05日

内科と消化器内科の違いは?

「体調が悪いとき、どの科を受診したらいいの?」
そんな疑問を持つ方は多いと思います。とくに「内科」と「消化器内科」の違いについては、よくわからないという声をよく聞きます。

ここでは、内科と消化器内科の違いをわかりやすくご説明します。
「自分はどちらに相談すればいいのか?」を知る手がかりとして、ぜひ参考にしてください。

内科とは?体の調子全般を診る「かかりつけ医」

内科は、風邪やインフルエンザなどの感染症、生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症など)、呼吸器疾患や心臓病、腎臓病など、幅広い病気や体の不調を総合的に診る診療科です。

「内科医」は、体全体の健康状態を把握し、診断・治療や生活指導を行い、必要に応じて専門の診療科へ紹介します。
つまり、病気の種類を限定せず、様々な症状を持つ患者さんのかかりつけ医のような役割を担っています。

消化器内科とは?「お腹の病気専門」の内科

一方、「消化器内科」は、内科の中でも特に消化器官(胃・腸・肝臓・胆のう・すい臓など)に関わる病気を専門に診る科です。

「消化器」とは、食べ物の通り道である消化管(食道、胃、小腸、大腸)や、消化を助ける肝臓・胆のう・すい臓などの臓器のこと。
これらの臓器は、食べたものを消化・吸収し、体に必要な栄養を取り込む大切な役割を果たしています。

消化器内科では、これらの臓器に起こる様々な病気や症状を専門的に診察・治療しています。

内科と消化器内科の診療範囲の違い

診療科診る病気や症状の範囲代表的な病気・症状例
内科・全身の様々な病気
・体調不良全般
・風邪
・インフルエンザ
・糖尿病
・高血圧
・肺炎
・貧血 など
消化器内科・消化器官に関わる病気
・症状に特化
・胃炎
・胃潰瘍
・逆流性食道炎
・肝炎
・胆石症
・大腸ポリープ
・便秘
・下痢
・肝硬変 など

つまり、内科は「体全体の調子を見る」科であり、消化器内科は「お腹の中の特定の器官に関する専門科」という位置づけです。

具体的にどんな症状があったら消化器内科に行くべき?

「内科」と「消化器内科」の違いがわかっても、いざ体調不良になるとどちらを受診すれば良いか迷いますよね。

次のような症状やお悩みがある場合は、消化器内科の受診をおすすめします。

  • 胃やみぞおちの痛み、胃もたれ、胸やけ
  • 吐き気、嘔吐、食欲不振
  • 下痢や便秘が続く
  • 血便や黒っぽい便が出る
  • お腹の張りや膨満感が強い
  • 健診で肝機能異常や便潜血陽性を指摘された
  • ピロリ菌感染の検査や除菌治療を受けたい
  • 胃カメラや大腸カメラの検査を希望している

これらの症状は、消化器内科で適切に検査し、必要な治療を受けることができます。

内科を受診したけど症状が消化器に関係していたらどうなる?

多くの患者さんは、まず内科を受診されることが多いです。
内科医は体全体の診察をしますが、もし胃や腸、肝臓などの消化器に関係する症状や異常を見つけた場合は、消化器内科の専門医に紹介・連携して治療を進めることが一般的です。
つまり、内科と消化器内科は連携しながら患者さんの健康を守っているのです。

消化器内科で行う主な検査と治療

消化器内科では、症状の原因を詳しく調べるために、さまざまな検査を行います。

内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)

直接胃や大腸の中を観察し、ポリープやがんの早期発見に役立ちます。
当クリニックでは、苦しくない検査を心がけており、多くの患者さんに安心して受けていただいています。

超音波検査(エコー)

肝臓や胆のう、すい臓の状態を調べるのに使います。

血液検査

肝機能や膵臓の働き、感染症の有無を確認します。
これらの検査結果をもとに、薬物療法や生活指導、必要に応じて専門的な治療を行います。

内科と消化器内科の違いを理解して、安心して受診を

内科は、体全体の健康を幅広く診る科
消化器内科は、お腹の中の消化器官に関わる病気や症状を専門に診る科
症状や病気によって、受診する科が異なりますが、迷ったときはまず内科を受診し、専門が必要なら消化器内科へ紹介されるケースが多いです。

お腹の不調や消化器の症状が気になる方は、ぜひお気軽に里村消化器内科・胃と大腸内視鏡クリニックにご相談ください。
消化器内科医が丁寧に診察し、患者さんに寄り添った治療を提供いたします。