2025年11月28日
こんにちは。里村消化器内科・胃と大腸内視鏡クリニック(武蔵浦和駅より徒歩1分)です。
風邪でもないのに咳が止まらない、夜や食後に咳が出やすい——そんな“長引く咳”に悩む方は少なくありません。
最近、New England Journal of Medicine(NEJM)に掲載されたレビュー(N Engl J Med 2025;392:1203-1214)では、慢性的な咳(8週間以上続く咳)の原因として、逆流性食道炎・副鼻腔炎・喘息などが主要であることが示され、とくに逆流性食道炎は見逃されやすいと報告されています。
【🔍 咳の原因は「喉」だけではありません】
胃酸が食道に逆流すると、のどや気道を刺激して咳が続くことがあります。この“逆流性咳嗽”は胸焼けがないことも多く、自覚しにくいのが特徴です。
【🧩 逆流性食道炎による咳の特徴】
・食後・就寝時・朝に咳が出る
・咳止めを飲んでも改善しない
・声枯れやのどの違和感が続く
・原因不明と言われた
これらが当てはまる場合、逆流性食道炎の精査が必要です。
【⚠️ 放置すると悪循環に】
慢性咳は気道を敏感にし、咳そのものが逆流を悪化させる悪循環に陥ります。NEJMの報告でも、逆流性食道炎の治療は薬だけでは不十分で、生活習慣の改善を組み合わせることが重要とされています。
【🩺 当院での精査・治療】
・胃カメラ検査で逆流や食道炎の有無を確認
・必要に応じてピロリ菌・胃炎の評価
・酸抑制薬+胃の運動改善薬の併用
・生活習慣の指導(食事・睡眠・姿勢など)
当院では“眠っている間に終わる鎮静下の胃カメラ”にも対応しています。
【🌙 咳で眠れない夜をなくすために】
逆流性食道炎が原因の場合、適切な治療で数週間〜数か月で改善するケースも多く報告されています。咳が長引く方は、喉ではなく胃を調べることで原因が見つかる可能性があります。
【📅 まとめ】
・8週間以上続く咳は慢性咳嗽
・逆流性食道炎は見逃されやすい原因の一つ
・胸焼けがなくても咳は起こる
・胃カメラでの精査が重要
・生活改善+薬物治療が効果的
📞 ご予約・お問い合わせ:048-864-0600
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風邪が治っても咳が続く方は、一度“胃”のチェックをしてみてください。
