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消化器内科に行くときは何を食べちゃダメですか?

消化器内科に行くときは何を食べちゃダメですか?

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2025年6月05日

消化器内科に行くときは何を食べちゃダメですか?

消化器内科を受診する際、「何を食べてはいけないのか」「受診前に注意すべき食事はあるのか」と疑問に思う方は多いでしょう。特に胃や大腸の内視鏡検査を受ける場合、食事内容は検査結果に影響を与えるだけでなく、検査自体の安全性や快適さにも大きく関わります。

消化器内科の受診時や内視鏡検査前に避けるべき食べ物や飲み物、食事のポイントについて詳しく説明します。これから受診を考えている方はぜひ参考にしてください。

消化器内科の受診時に避けるべき食べ物とは?

消化器内科は胃や腸、肝臓、膵臓など消化器官全般の病気を診療する科です。症状や検査内容によっては食事制限が必要になることがあります。

特に注意が必要なのは以下のような食べ物です。

脂っこい食べ物

揚げ物やバター、ラードを多く使った料理は胃腸に負担がかかりやすく、胃痛や胃もたれの原因になります。脂肪の消化に時間がかかるため、検査前に食べると検査画像が不鮮明になることもあります。胃痛や胸やけ、腹痛などの症状がある場合も避けましょう。

刺激物(辛いもの・香辛料)

唐辛子やわさび、カレー、など刺激の強い食べ物は胃の粘膜を刺激し、炎症や痛みを悪化させる恐れがあります。特に胃炎や胃潰瘍の疑いがある場合は控えましょう。

アルコール・カフェイン

アルコールは胃腸の粘膜を傷つけるほか、脱水を引き起こすため、検査前後の体調管理に悪影響を及ぼします。また、カフェインを含むコーヒーやエナジードリンクも、胃酸の分泌を促すため、受診前は控えた方が無難です。受診前は控え、検査当日は絶対に避けてください。

繊維質の多い食べ物

野菜や果物、海藻など食物繊維の多い食品は大腸内視鏡検査の際に腸内に残りやすく、検査の視認性を下げます。検査数日前から繊維質の摂取を減らす指示がある場合はしっかり守りましょう。

内視鏡検査前に特に避けるべき食事

胃カメラや大腸内視鏡検査は、内視鏡を通して消化管の状態を詳しく観察する検査です。検査結果の精度を高め、安全に行うためには検査前の食事管理が不可欠です。

胃内視鏡検査前の注意点

検査前日から消化の良いものを選ぶよう心がける

白米やうどん、蒸した野菜、脂肪の少ない魚や鶏肉、無糖のヨーグルトがおすすめです。脂っこい料理や肉の脂身は控えましょう。

検査当日は絶食が基本

午前に胃内視鏡をする方は、検査前日の夕食は21時までに食べ終えるようにしてください。
検査の6時間前から食事は禁止されますが、水分は摂取可能です。飴やガムでも消化管が動いてしまうため控えましょう。

大腸内視鏡検査前の注意点

検査前日は消化の良い食事にする

消化されにくいものを食べると、検査に時間がかかってしまうことや、正確な診断ができない場合がありますので、消化されにくいものは避けてください。
白米やうどん、豆腐、ヨーグルトなどが推奨されます。
ごぼう、きのこ、海藻、果物の皮や種など腸に残りやすい食材は控えます。
何を食べたらいいのか分からない方は1日分の検査食が販売されているので、そちらを購入して食べていただくこともおすすめです。

検査当日は絶食が基本

水分は摂取可能です。

日頃の生活で気をつけたいポイント

消化器内科に受診するに限らず日頃の生活で気をつけることを説明します。

食後の過ごし方

食後すぐに横になると胃酸の逆流を引き起こしやすく、胃の症状を悪化させます。食後は少なくとも1~2時間は横にならず、軽く歩くなどして胃の負担を減らしましょう。

水分補給はこまめに

脱水は消化器のトラブルを悪化させます。普段から水やお茶で十分な水分補給を心がけましょう。

まとめ

消化器内科を受診するときは、脂っこいものや刺激物、アルコール、繊維質の多い食べ物を控えることが重要です。特に内視鏡検査を予定している場合は、検査前の食事制限をしっかり守ることで、正確な診断と安全な検査が可能になります。

もし食事制限や検査に関して不明点があれば、受診時に医師やスタッフに遠慮なくご相談ください。適切な準備が、あなたの消化器の健康を守る第一歩です。 当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた丁寧な説明と指導を心がけています。安心してご相談ください。