止まらないしゃっくりについて
しゃっくりは、誰でも経験する症状の一つです。横隔膜が急に収縮することで、息を吸い込む時に声帯が閉じて「ヒック」という音が出る現象です。多くの場合、一時的なもので自然に止まりますが、中にはなかなか止まらず、日常生活に支障をきたすほどのしゃっくりもあります。
しゃっくりが止まらない原因は様々で、過度の飲酒や食事、炭酸飲料の摂取、急激な温度変化、ストレスなどが挙げられます。また、稀にですが、脳腫瘍や胃食道逆流症などの病気が隠れている場合もあります。
もし、しゃっくりが長時間続いたり、頻繁に起こる場合は、医療機関への受診をおすすめします。
しゃっくりの原因
しゃっくりは、横隔膜の痙攣によって起こります。横隔膜は呼吸をする際に重要な役割を果たす筋肉で、肺の下にドーム状に広がっています。この横隔膜が何らかの原因で刺激を受けると、急に収縮してしまい、しゃっくりが起こります。
しゃっくりを引き起こす原因は様々ですが、大きく分けて以下の3つに分類できます。
生活習慣によるもの
- 早食い、食べ過ぎ、炭酸飲料の飲み過ぎ
- 過度な飲酒、喫煙
- 急激な温度変化
- ストレス、興奮
病気によるもの
- 胃食道逆流症、逆流性食道炎
- 肺炎、気管支炎
- 脳腫瘍、脳梗塞
- 心膜炎、横隔膜ヘルニア
薬の副作用
- 睡眠薬、抗不安薬
- ステロイド剤、抗がん剤
これらの原因によって横隔膜が刺激され、しゃっくりが起こると考えられています。
しゃっくり止まらない時は何科を受診すべきか
しゃっくりが止まらない場合は、まずは消化器内科を受診するのが良いでしょう。
しゃっくりの原因として最も多いのは、食べ過ぎや飲み過ぎ、炭酸飲料の飲み過ぎなどによる胃の膨張です。消化器内科では、胃カメラ検査などを通して、胃の状態を詳しく調べることができます。
また、逆流性食道炎や胃食道逆流症なども、しゃっくりの原因となることがあります。これらの病気も、消化器内科で診断・治療が可能です。
→ 胃カメラ検査について詳しく
しゃっくりが止まらない時の対処法
しゃっくりが止まらない時は、焦らず落ち着いて対処することが大切です。ご自宅でできる簡単な方法をいくつか試してみましょう。
呼吸を整える
息をゆっくり吸い込み、数秒間保持した後、ゆっくりと息を吐き出す深呼吸を繰り返します。
紙袋を口に当てて呼吸をするのも効果的です。ただし、ビニール袋は使用しないでください。
水分を摂る
冷たい水を少しずつ、または一気に飲み干してみましょう。
特に、炭酸水はしゃっくりを止める効果が高いと言われています。
軽い運動をする
軽いストレッチや散歩など、体を動かすことでしゃっくりが止まることがあります。
医療機関を受診しましょう
上記の対処法を試してもしゃっくりが止まらない場合や、以下の症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
- しゃっくりが2日以上続く
- 頻繁にしゃっくりが起こる
- 胸やけ、吐き気、嘔吐などの症状を伴う
- 呼吸困難や発熱がある
- 体重減少や食欲不振が見られる
これらの症状は、何らかの病気が隠れているサインかもしれません。
里村消化器内科・胃と大腸内視鏡クリニックでは、問診や診察、必要に応じて血液検査や画像検査などを行い、しゃっくりの原因を調べます。原因に応じて適切な治療が行われますので、自己判断で放置せずに、専門医の診察を受けるようにしましょう。しゃっくりでお困りの方は、お気軽にご相談ください。