食べているのに体重が減る
「しっかり食べているはずなのに、体重が減ってしまう…」もしかしたら、それは体のサインかもしれません。
体重が減ることは、ダイエットの成功を意味する場合もありますが、そうでない場合は病気のサインである可能性も。特に、意図せず体重が減少し続ける場合は、注意が必要です。
食べているのに体重が減る原因
食べているのに体重が減る原因は、大きく分けて以下の3つが考えられます。
栄養の吸収不良
消化器官に異常があり、食べた物の栄養を十分に吸収できていない状態です。下痢や腹痛を伴う場合もあります。
摂取エネルギー < 消費エネルギー
これは、食事から摂るエネルギーよりも、運動や日常生活で消費するエネルギーの方が多い状態です。激しい運動を継続している、肉体労働をしている、といった場合に起こりやすくなります。
基礎代謝の増加
基礎代謝とは、生命維持のために最低限必要なエネルギーのことです。甲状腺機能亢進症などの病気により基礎代謝が亢進すると、エネルギー消費量が増え、体重が減ることがあります。
体重が減る時に考えられる病気
体重減少を伴う病気には、以下のようなものが考えられます。
消化器系の病気
- 胃がん、大腸がんなどの悪性腫瘍
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍
- クローン病、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患
- 慢性膵炎
内分泌系の病気
- 甲状腺機能亢進症
- 糖尿病
その他
- うつ病、摂食障害などの精神的な病気
- 感染症(結核など)
- 薬の副作用
これらの病気は、体重減少以外にも様々な症状を伴うことがあります。
例えば、消化器系の病気では、腹痛、下痢、便秘、吐き気などがみられることがあります。
また、甲状腺機能亢進症では、動悸、発汗、手の震えなどがみられることがあります。
急に体重が減った場合は要注意
体重が減るスピードは、原因によって異なります。例えば、過度なダイエットや運動による体重減少は、比較的ゆっくりと進むことが多いです。しかし、急激な体重減少は、深刻な病気が隠れている可能性があり注意が必要です。
特に、以下の場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
- 短期間で5kg以上の体重減少がある
- 体重減少に加え、発熱、倦怠感、食欲不振などの症状がある
- 血便や黒色便が出る
- 原因不明の貧血がある
医療機関を受診しましょう
食べているのに体重が減る場合、自己判断で原因を特定することは難しく、放置すると病気が進行してしまう可能性もあります。そのため、気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、適切な検査を受けることが大切です。
当院では、問診、診察、血液検査、画像検査などを行い、体重減少の原因を詳しく調べます。そして、原因に応じた適切な治療を行います。また、必要に応じて、他の医療機関と連携し、専門的な治療を受けていただくこともあります。
「最近体重が減ってきた」「体重減少以外に気になる症状もある」という方は、お気軽に当クリニックにご相談ください。