胃カメラ検査は、口や鼻からスコープを挿入し、食道、胃、十二指腸の内部を観察する検査です。

検査自体は10分程度で終わりますが、管を挿入する際に生じる嘔吐反射や苦痛が原因で、検査を受けることをためらってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような患者さんのために当院では、鎮静剤を使用した胃カメラ検査を実施しております。

鎮静剤を使用することで、検査中の意識を落とすことができ、ウトウトと眠っているような状態になるため、嘔吐反射や苦痛を感じにくくなります。

鎮静剤（麻酔）を使用した胃カメラのメリット

苦痛の軽減

検査中の嘔吐反射や苦痛をほとんど感じることがなく、楽に検査を受けられます。

精神的な負担の軽減

検査に対する不安や緊張を和らげることができます。

精密な検査

患者様がリラックスした状態で検査を受けられるため、医師はより丁寧に観察を行うことができます。

体への負担が少ない

鎮静剤は、全身麻酔に比べて体への負担が少なく、安全性の高い薬剤です。

これらのメリットから、嘔吐反射が強い方や、過去に胃カメラで辛い思いをした方、不安や緊張が強い方などにおすすめです。

鎮静剤（麻酔）を使用した胃カメラのデメリット

鎮静剤を使用した胃カメラ検査には、いくつかのデメリットも存在します。

時間

鎮静剤の効果が切れるまで安静にする必要があるため、検査後1時間ほど院内で休んでいただくことになり、検査全体にかかる時間が長くなります。

当日の制限

鎮静剤の影響が残るため、検査当日は自動車や自転車の運転はできません。また、激しい運動や飲酒も控えていただく必要があります。

副作用

鎮静剤の使用により、まれに吐き気やふらつき、呼吸抑制などの副作用が現れる場合があります。

これらのデメリットを踏まえ、患者様一人ひとりのご希望や体調に合わせて、鎮静剤を使用するかどうかを判断いたします。ご不安な点やご不明な点がございましたら、お気軽に医師にご相談ください。

胃カメラで鎮静剤（麻酔）が効かない人の特徴

ほとんどの方は鎮静剤を使用することで、胃カメラ検査中の苦痛や不快感を軽減することができます。しかし、稀に鎮静剤が効きにくい方がいらっしゃいます。

アルコールに強い方

日常的に飲酒量が多い方や、お酒に強い体質の方は、鎮静剤の効果が現れにくいことがあります。

睡眠薬を常用している方

睡眠薬を常用している方は、薬に対する耐性ができているため、鎮静剤の効果が弱くなることがあります。

体格が大きい方

体重が多い方は、鎮静剤の量を増やす必要がある場合があり、効果が出にくいことがあります。

もし、過去に鎮静剤を使用した検査で効果が薄かった経験がある方は、事前に医師にご相談ください。鎮静剤の種類や量を調整することで、より快適に検査を受けていただけるよう対応いたします。

当院の胃カメラ（胃内視鏡検査）

経験豊富な消化器内視鏡専門医による検査

当院の胃カメラ検査は、日本消化器内視鏡学会認定の専門医が担当いたします。患者様の負担を最小限に抑え、安心・安全で正確な検査を心がけております。

AIを用いた最新の内視鏡システムを導入

当院ではFUJIFILM最先端の内視鏡システム「ELUXEO 8000システム」とAIによる内視鏡画像診断支援システムを導入しました。がんなどの重大な病気の早期発見には、医師の経験と高性能の医療機器が必須となります。特にAIを用いることで胃癌の見逃しが減る可能性もあると報告されており、当院では一早く採用することとしました。

経口、経鼻どちらか選択が可能

胃カメラ検査は、経口内視鏡検査と経鼻内視鏡検査のどちらにも対応しております。どちらの場合も、体への負担を最小限に抑えるため、非常に細いスコープを使用していますので、ご安心ください。

鎮静剤を使用した苦しくない検査

スコープを挿入する際に生じる嘔吐反射や苦痛が原因で、検査を受けることをためらってしまう方も多いかと思います。そうような患者さんのために当院では、鎮静剤を使用した胃カメラ検査を実施しております。鎮静剤を使用することで、ウトウトと眠っているような状態になるため、嘔吐反射や苦痛を感じにくくなります。

胃カメラと大腸カメラを同日に受けることが可能

当院では、胃カメラ検査と大腸カメラ検査を同日に受けることも可能です。1日で検査が済むため、スケジュールの調整がしやすく、検査時の食事制限なども一回で済ませることが可能です。お希望の方はまずは当院までご連絡ください。

緊急（当日）内視鏡検査も可能

当院では、条件（食事の時間、検査枠の空き）がそろった場合には当日に胃カメラ検査を受けていただくことが可能です。お急ぎの方や、早く検査を希望される方は、お気軽にご相談ください。

土曜日、早朝、仕事帰りにも内視鏡検査が可能

お忙しい方のために、当院では平日の日中だけではなく、土曜日、平日の早朝、仕事帰りにも内視鏡検査が可能です。ご希望の方はWEB予約または電話でご予約ください。

リカバリースペース完備

検査終了後はリカバリースペースでお休みいただくことが可能です。鎮静剤を使用した場合は寝た状態のままリカバリースペースまでお運びいたします。

徹底的な洗浄・滅菌

FUJIFILMの内視鏡洗浄消毒システム「ENDOSTREAM」を導入しました。検査の度に処置具の洗浄、消毒を行い、徹底的な感染防止対策を講じます。

武蔵浦和駅より徒歩1分

当院は「武蔵浦和駅」より徒歩1分のところにあり、来院しやすい立地となっております。JR埼京線、武蔵野線でお越しいただけます。

里村消化器内科・胃と大腸内視鏡クリニック武蔵浦和駅前院では、患者様一人ひとりに最適な検査方法をご提案し、安心して検査を受けていただけるよう努めております。胃の不調や症状が気になる方は、お気軽にご相談ください。