大腸ポリープについて
大腸ポリープとは、大腸の粘膜にできる隆起した病変のことです。大きさは数ミリから数センチまで様々で、形もさまざまで、平坦なものやキノコのように茎を持つものなどがあります。
多くのポリープは無症状で、健康診断や人間ドックなどで偶然発見されることが多いです。しかし、大きくなると下血や腹痛、便秘や下痢などの症状が現れることがあります。
大腸ポリープは、良性と悪性の二つに分けられます。ほとんどのポリープは良性ですが、一部のポリープは、将来的に大腸がんに進行する可能性があります。特に、腺腫と呼ばれるポリープは、がん化のリスクが高いとされています。そのため、早期発見・早期治療が重要です。
当院では大腸カメラ検査中に1cm以下のポリープが見つかれば、その場で切除することも可能です。
大腸ポリープの症状
大腸ポリープは、初期段階ではほとんど自覚症状がありません。そのため、健康診断や人間ドックで偶然発見されるケースが多いです。しかし、ポリープが大きくなると、以下のような症状が現れることがあります。
下血
便に血が混じる。鮮血の場合もあれば、黒っぽい血の場合もあります。
腹痛
ポリープが大きくなり腸を刺激することで、腹痛や腹部不快感が生じることがあります。
便秘
ポリープが腸を狭くすることで、便が通過しにくくなり便秘になることがあります。
下痢
ポリープが腸を刺激することで、下痢になることがあります。
貧血
長期間にわたるわずかな出血によって、貧血になることがあります。
これらの症状は、大腸ポリープ以外にも、痔や大腸がんなど、他の病気でも見られることがあります。
大腸ポリープの原因
大腸ポリープができる原因は、まだ完全にはわかっていませんが、以下の要因が関係していると考えられています。
食生活
動物性脂肪の多い食事や食物繊維の少ない食事は、大腸ポリープのリスクを高める可能性があります。
加齢
年齢を重ねるごとに、大腸ポリープのリスクは高くなります。
遺伝
家族に大腸ポリープや大腸がんになった人がいる場合、大腸ポリープのリスクが高くなる可能性があります。
生活習慣
運動不足や喫煙、過度の飲酒なども、大腸ポリープのリスクを高める可能性があります。
炎症性腸疾患
クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患があると、大腸ポリープのリスクが高くなる可能性があります。
大腸ポリープの検査方法
大腸ポリープの検査には、主に以下の方法があります。
便潜血検査
便に血液が混ざっていないかを調べる検査です。大腸がんの早期発見にも役立ちます。簡便で費用も比較的安価ですが、ポリープが小さい場合は発見できないこともあります。
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)
細くて柔らかい内視鏡を肛門から挿入し、大腸の内部を直接観察する検査です。ポリープの有無や大きさ、形などを正確に診断できます。当院では検査中に1cm以下のポリープが見つかれば、その場で切除することも可能です。
大腸ポリープができやすい人の食事の特徴
大腸ポリープは、食生活と密接な関係があると考えられています。特に、以下の特徴に当てはまる人は、大腸ポリープができやすい傾向にあるため注意が必要です。
動物性脂肪の過剰摂取
肉類、特に牛肉や豚肉などの赤身肉や加工肉(ハム、ソーセージなど)に含まれる動物性脂肪は、大腸ポリープのリスクを高める可能性があります。
食物繊維の不足
野菜や果物、海藻などに含まれる食物繊維は、腸内環境を整え、発がん物質を排出する働きがあります。食物繊維の摂取不足は、大腸ポリープのリスクを高める可能性があります。
高カロリー食
高カロリーな食事は、肥満や糖尿病のリスクを高めるだけでなく、大腸ポリープのリスクを高める可能性も指摘されています。
飲酒
過度の飲酒は、大腸ポリープだけでなく、大腸がんのリスクも高める可能性があります。
偏食
栄養バランスの偏った食事は、体の免疫力を低下させ、大腸ポリープのリスクを高める可能性があります。
これらの食事の特徴に心当たりがある方は、食生活を見直すことで、大腸ポリープの予防に繋がる可能性があります。
当院では、大腸ポリープの診断・治療に豊富な経験を持つ医師が、患者様一人ひとりの症状に合わせた治療法をご提案いたします。大腸ポリープの症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。